PMSのオーガニックケアってどんなことをすればいいの?オーガニック美容家宮地祥子さんが実践するオーガニックなPMSケアを教えてもらおう!
「1970年代生まれのためのエイジングケア・レポート」へようこそ。
エイジングケア・ライターのノエルです。
Optimal Beauty&Health(その時点での自分にとっての最高の美と健康を実現していくこと)を提唱する美容家でありオーガニックコスメ開発者の宮地祥子さんが実践するPMSオーガニックケアの具体的な方法について伺いました。
もくじ
PMS 月経前症候群のオーガニックケアについて教えてくれるのはこの人
美容家・オーガニックコスメ開発者の宮地祥子です。
サプリメントアドバイザーの資格も持っていて、クライアント様の商品開発の監修なども行っています。
オーガニックに興味を持ったのは、30歳の時PMS(月経前症候群)に悩まされたことがきっかけです。
PMSのオーガニックナチュラルケアの種類について実体験に基づいた情報をご紹介します。
PMS 月経前症候群オーガニックケアに行きついた経緯
PMS(月経前症候群)をオーガニックな方法でケアしていこうと思ったのはなぜですか?
どういう経緯でオーガニックケアにたどりついたのでしょうか。
宮地さんの場合はどうだったか教えてください。
オーガニックに行きついたのは、消去法で、人工香料が受け入れられなくなってしまったために植物精油に頼るようになったことがきっかけです。
30歳の時PMS(月経前症候群)に悩まされ始めた頃、香りに敏感になりました。
ブランド香水や人工香料の配合された洗濯洗剤や柔軟剤などの香りにも過剰に反応して吐き気を催すようになっていました。
そのため、無臭のものしか使えなくなっていたのですが、唯一PMSのひどいときも受け入れることができたのが、植物精油のアロマでした。
ローズやクラリセージをハンカチに垂らして顔に当てながらPCに向かって仕事をしていたこともサラリーマン時代は多かったです。
PMSが強くなってきたなと体のリズムで把握してからは、アロマに頼るようにり、精油についてもアロマテラピーの学校に通って勉強するほどはまっていきました。
そして、植物精油について学ぶうちに、土壌や環境、自然な植物の恵みを取り入れていくことが心地よく、オーガニック志向になっていきました。
オーガニックの定義
人工香料で吐き気?それはつらいですね。
そして、自然な精油(エッセンシャルオイル)は大丈夫だったというのも興味深いです。
くわしいケア方法を伺う前に、宮地さんの考える「オーガニック」の定義について教えてください。
私にとってのオーガニックは、可能な限り自然との調和を行い、暮らしに心地よく取り入れていくことです。
オーガニックという言葉は、今は日本でも有名になりましたね。ただ、これは人によってとらえ方、取り組み方が異なるものだと思っています。
私たち現代人の生活は、デジタルや科学の力のお蔭で成り立っています。便利なものすべてを否定して極端なライフスタイルチェンジをするのではなく、自分にとって無理のない範囲で、でも可能な限り暮らしの心地よく取り入れていきたいです。
宮地祥子流オーガニックケア
- 今のライフスタイルに無理なく取り入れることができる。
- できるだけ自然なモノ・コトを生活に取り入れる。
- 自分が心地いいと感じる方法を大切にする。
PMS 月経前症候群オーガニックナチュラルケアの種類
無理のないオーガニックケアなら、初心者でも受け入れやすいですね。確かに、今のライフスタイルをいきなり変えていこうと思うと失敗しそう。
都会で働きながら生活する女性にとって、自然いっぱいの環境で自分で作物を育てて生活しようなんて難しいですし。
都会で生活する私たちが実践しやすいオーガニックなナチュラルケアについて教えてください。
私も実践するおすすめのオーガニックナチュラルなPMS(月経前症候群)のケアをご紹介します。
私自身、PMSに悩まされた当初は、体の不調にどう対応してよいのかがわからなくなってしまいました。メンタルもネガティブ思考ですから、不安にも襲われます。
婦人科や内科等にも通いましたが、なかなか思うような改善を感じることができず、自分で模索してたどりついたオーガニックなナチュラルケアです。
選択肢のひとつとして、PMSに悩む女性にご提案させていただきます。
PMSのオーガニックナチュラルケアの種類
- 睡眠を十分にとる。
- 自分の体のリズムを把握する
- カフェイン・お酒・たばこなどの刺激を控える
- 体を温める
- 栄養のバランスの摂れた食生活
- プロの手によるケア
睡眠を十分にとる。
当たり前のようですが、十分な休息がPMSのときは必要です。
予定を詰め込んだり、夜遅くまでスマホを見ることもやめましょう。
自分の体のリズムを把握する。
カレンダーで生理の始まった日や、PMSの強かった日などを記録することで、リズムを把握することが大切です。これを行うことで、次のPMSが来た時も、対応がしやすくなります。
カフェイン・お酒・たばこなどの刺激を控える。
体に刺激を与えるものの摂取を控えてリラックスしましょう。PMSで体調が悪いときは、コーヒーもお酒も飲めなくなり、たばこの臭いにも非常に敏感になっていました。
カモミールなどのリラックスハーブティーがお勧めです。
体を温める。
PMSが強いときは、血の巡りが悪く、冷えを感じやすいです。腰回りや手首・足首・首の4つのくびれポイントを温めましょう。色気を出すには、これら4つのくびれポイントを強調・露出することですが、PMSの時は守りに入って、しっかり温めます。
入浴時には、アロマバスソルトを入れて温まることもお勧めします。
栄養のバランスの摂れた食生活。
体は、食事でできています。栄養の偏ったダイエットや、外食続きの時は、自炊で体を休ませましょう。また、私がPMSの症状が改善したように、マルチビタミンとミネラルの入った総合的なサプリメントを活用することもお勧めします。PMS用にビタミンB群を配合したサプリメントや月見草オイルのサプリメントもお勧めします。
時に、漢方薬を処方してもらうこともありました。一部漢方薬は、保険の対象で、病院でも処方していただけます。
プロの手によるケア。
鍼治療で経絡を整えてもらったり、アロママッサージでコリをほぐしてもらうこともお勧めです。不調を一人で抱え込まずに、プロの手でコリをほぐしてもらうことでも症状が緩和することも。
これらが主なケア方法です。ぜひ、ご自身にあった方法を見つけてみてください。
全部を一気に取り入れようとすると無理してしまうかも。
ひとつずつ合いそうな方法を試していくのがおすすめです!
PMS 月経前症候群 オーガニックナチュラルケアの注意点
最後に、PMS(月経前症候群)のオーガニックナチュラルなケアについて注意する点はありますか?
ここまで、私が行ってきたナチュラルPMSケアを紹介してきました。
PMSには、200以上の症状があり、人によって症状が様々です。また、メンタルに影響しやすいことから、婦人科に心療内科を併設している病院もあります。
もしかしてPMS?と思ったときは、まず婦人科を受診しましょう。
病院=ケミカルと考える方もおられますが、私はそうは思いません。婦人科を受診してPMSということが判ったからこそ、先生が提案してくださる科学的な療法も検討しつつ、自分でナチュラルケアを模索することもできました。
病院に行くことは、まずは自分の体を知ることにつながります。そこから、じぶんで 納得のできるケアを検討することをお勧めします。
PMS 月経前症候群 オーガニックナチュラルケアまとめ
PMS(月経前症候群)のオーガニックナチュラルケアについて、オーガニック美容家の宮地祥子さんに伺いました。
オーガニックケアについてインタビューの内容をまとめます。
- PMSかな?と思ったらまず婦人科を受診しよう
- PMSのオーガニックナチュラルケアは無理なく取り入れるのがコツ
- ひとりで抱え込まないで時にはプロの手にゆだねるのも大切
オーガニックケアと言っても特別な方法ではなく、今のライフスタイルを見直すことで実践できそうな方法がたくさんありました。
これならできそうと思った方法から試してみるのがおすすめです。
美容家:宮地祥子さんプロフィール
スキンケア大学、オーガリーで執筆、TV・雑誌などにも登場する美容家。
自身がプロデュースするオーガニックコスメブランドMAAROを2016年にリリース。
OL時代に重度のPMSに悩まされ、ハーブ・アロマテラピー・サプリメントを試したり勉強をしたりする日々の中で、オーガニックの考え方に目覚める。彼女の娘のために開発した子どもの肌にも使えるオーガニックUVクリームMAAROはイオンボディでも取り扱いが始まり、ママ世代を中心に人気を集めている。
最後までご覧いただきありがとうございました。貴女の毎日がステキに輝きますように。
By エイジングケアライター・ノエル