PMSのオーガニックケアについて体験にもとづく方法をオーガニック美容家に教えてもらおう!
「1970年代生まれのためのエイジングケア・レポート」へようこそ。
エイジングケア・ライターのノエルです。
Optimal Beauty&Health(その時点での自分にとっての最高の美と健康を実現していくこと)を提唱する美容家でありオーガニックコスメ開発者の宮地祥子さんにPMSのオーガニックケアについて伺いました。
もくじ
PMS 月経前症候群とオーガニックケア
美容家・オーガニックコスメ開発者の宮地祥子です。
オーガニックコスメを開発したり、スキンケアや食生活を見直し、Optimal Beauty&Healthを提唱していくようになったのは、30歳の時PMS(月経前症候群)に悩まされたことがきっかけです。
女性なら誰もが経験があるのではというPMSについて、私の体験談とオーガニックなケアについてご紹介します。
今、PMSに苦しむ女性の1つの対策方法としてご参考にしていただける内容です。
PMS 月経前症候群とは
PMSは月経前症候群のことですよね。
まず、PMS月経前症候群について改めておしえてください。
PMSとは、月経前症候群という生理が始まる前に表れる体の不調です。
心の症状が特に悪化したものをPMDDといいます。
生理の後の排卵後から次の生理まで、身体や心に不調が現れ、生理が来ると症状がやがて消えていく。
多くの女性が生理前にPMSの症状を抱えていると言われていますが、PMSという言葉は、まだまだ認知度が低いようです。
PMS 月経前症候群の原因
PMS、まだまだ認知度が低いとは驚きです。アラフォー女性なら知っているかもしれませんが、もっと若い世代だと知らない女性も多いのかも。
では、PMSの原因にはどのようなことがありますか?
PMSの原因は、生理から約2週間後に分泌される黄体期に分泌されるプロゲステロンが多く分泌されるためです。
このホルモンの働きで、身体は水分を排出しにくくなるために浮腫みの原因になります。
そして、これが胸のあたりに溜まると胸が張ったり痛くなる、頭に溜まると頭痛を引き起こすというような具合です。
生理前に甘いものが欲しくなるのも、生理前は血糖値のアップダウンを起こしやすいためと言われています。
また、幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌が低下するためにネガティブ思考にもなりやすいです。
これらの症状は、元々黄体期に妊娠を助ける役目をプロゲステロンが行おうとしているからです。
症状が軽いうちは日常生活ができても、悪化してくると日常生活に支障をきたします。
PMSを悪化させてしまう要因が、ストレスや過度の緊張、喫煙やコーヒーの飲み過ぎなどによるカフェインの過剰摂取、糖質過多や栄養バランスの偏った食事、お酒の飲みすぎなどです。
PMSを悪化させる要因
- ストレス・過度の緊張
- 喫煙
- カフェイン過剰摂取(コーヒーの飲み過ぎなど)
- 糖質過多
- 栄養バランスの偏った食事
- お酒の飲み過ぎ
PMS 月経前症候群の一般的な症状
私自身、PMSを悪化させることを、意外とやってしまっていますね。
コーヒーが大好きなので、ついつい飲んでしまいます。
PMSの症状には、具体的にどのようなことがありますか?
生理前になると眠い、胸が張る・痛む、甘いものが欲しくなる、めまい、頭痛、吐き気、むくみ、冷え、臭いに敏感、イライラするなどが代表的な症状です。
感情のコントロールが難しくなり、攻撃的になったり、気力がなくなったり、心の状態も不安定になることもあります。
PMSの症状は200種類もあるといいますから、女性は女性ホルモンのバランスの変化によって、身体に日々変化があると考えたほうが良いです。
PMSの症状
- 生理前になると眠い
- 胸が張る・痛む
- 甘いものが食べたくなる
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
- むくみ
- 冷え
- ニオイに敏感になる
- イライラする
上記の中に、あてはまる症状はありますか?
女性なら誰でも経験したことのある症状かもしれませんね。
私も全部思い当たります。
PMS 月経前症候群 私の症状と体験談
宮地さんはご自身がPMSだった経験からオーガニックに興味を持ったそうですね。
どのような症状に苦しまれたのですか?
私が丸の内でOLをしていた30歳の頃に、PMSの症状が始まりました。
排卵直後から激しい頭痛・吐き気・めまい・眠気・だるさ・冷え・皮膚の痒みのなどの症状が現れました。
寝ても寝ても体調が悪く、何をするにも無気力でやる気が出ない、ネガティブなことしか考えられない状態でした。
始めのころは、原因がわからなくて内科に行ったところ、熱はないけど風邪薬をだしましょうと、風邪薬を処方されるくらいでした。
そのうち、不調は生理が来るたびになくなり、しばらくしてからまた現れることに自分で気が付きました。
そんな時に目にした女性誌の婦人科の先生へのインタビュー記事で、自分がPMSではないかと関心を持つようになりました。
PMS 月経前症候群 治療方法の模索
雑誌がきっかけで、PMSと気が付いたのですね。確かにちょっとした不調なので、なかなか気が付かないこともありそう。
PMSではないか?と気が付いてからどのように治療方法を探しましたか?
まず、婦人科クリニックでPMS外来にて診察していただきました。その時の先生は、様々な治療方法を提案してくださいました。
ピルを飲んで妊娠を望む時期以外は排卵を止める、漢方薬、サプリメント、ビタミン注射などでした。
ピルは、一番即効性がありますが、自分の中で抵抗がありやめました。
次に試したのが漢方薬です。症状に合わせて専門の漢方薬局で処方していただきました。
ところが、なんとも飲んだ後の苦みが苦行のようで、また症状が改善するまでに薬を変えていくなど時間がかかるもので、半年ほど続けましたが止めました。
鍼治療やオステオパシー、整体、アロマテラピーなども並行して試していきました。
サプリメントで症状が初めてやわらいだ
そして、ここでサプリメントと出会います。
サプリメントは、マルチビタミン・ミネラルなどが配合された一般的なものでした。これを飲み始めて3か月ほどで症状が改善されたことを実感。
自分には栄養が足りていないことを実感しました。
20代後半、OLをしながら美容や健康にも気を遣ったつもりではありましたが、今思えば野菜ばかり食べてたんぱく質が足りていませんでした。
そのため、ビタミンやミネラルも摂取が十分ではなかったようです。
サプリメントアドバイザーの資格を取得
これを機に、サプリメントに興味を持って、サプリメントアドバイザー(日本ニュートリション協会)も取得するまでになりました。
また、書店に並ぶ美容・健康関連の本は、ほとんど読破するほど知識を吸収していきました。
PMSという自分の体と心の不調から、サプリメントに出会い、それをきっかけにオーガニックに興味が出ました。
いろいろな治療方法を試した中で、宮地さんの場合は、サプリメントでPMSの症状が緩和したのですね。
オーガニックのケアについては、次回くわしく伺います。
お楽しみに!
美容家:宮地祥子さんプロフィール
スキンケア大学、オーガリーで執筆、TV・雑誌などにも登場する美容家。
自身がプロデュースするオーガニックコスメブランドMAAROを2016年にリリース。
OL時代に重度のPMSに悩まされ、ハーブ・アロマテラピー・サプリメントを試したり勉強をしたりする日々の中で、オーガニックの考え方に目覚める。彼女の娘のために開発した子どもの肌にも使えるオーガニックUVクリームMAAROはイオンボディでも取り扱いが始まり、ママ世代を中心に人気を集めている。
最後までご覧いただきありがとうございました。貴女の毎日がステキに輝きますように。
By エイジングケアライター・ノエル